吉田 典生
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート
関西大学社会学部マスコミュニケーション学専攻卒。
ビジネス誌の編集記者を経て1990年に独立。主に企業経営、組織人事、個人のキャリア開発などをテーマに取材、執筆。延べ1000名超のビジネスリーダーを取材。また多くの著名経営コンサルタントの書籍企画や大手コンサルティング会社の出版企画をサポート。取材過程でリーダーシップ論、キャリア論に関心を深め学習をつづける。
2000年に有限会社ドリームコーチ・ドットコムを設立。
以降、経営者・幹部層のエグゼクティブコーチとして、組織環境に適応する効果的なリーダーシップの開発と実践を支援。2013年に一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュートの設立に参画。2016年に同団体でコーチ養成スクール、マインドフルネス・ベースド・コーチ・キャンプを創設。
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート理事、最新の認知神経科学にもとづくマインドフルコーチング®を日本から世界へ発信するMBCCファウンダー。
著書に、『「手で書くこと」が知性を引き出す』(文響社)、『心に静寂をつくる練習』(WAVE出版)、『世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方』(共著、JMAM)『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』(日本実業出版社)等多数。
吉田典生さんにインタビュー
●お世話になっている講座内容ではなく、ご自身についてお聞かせください!
ズバリ、吉田さんご自身のミッション/お仕事、生業をひとことで表すと?
…「コーチ」ですね。
どんな組織やテーマであっても、人の育成や組織がよりよくなるために、講師でもなく、コンサルタントでもなく、コーチとしてクライアントと向き合い、共に関わることを続けています。
●今の先生をカタチ作るキッカケになった原体験を教えてください。
…私は社会に出てまず、ビジネス誌の編集記者、ジャーナリストとして仕事をしました。
人材育成や組織開発に関わる記事を書くことが多く、参考になる事例を当事者からお聴きする機会が沢山ありました。
記者ではあるけれども、当時から「記事の原稿を書くこと」が仕事のゴールとは思っていなくて、
“人の話を聞き、語り手自身が認識していない点をうまく掘り起こして、大切にされているポイントを言語化いただくこと。そして何よりその情報が読者となる方にとって価値を持つものであること”が問われるものだと考えていました。
そう思って試行錯誤しながら取材して記事を書いていた経験や、魅力的な方々との出会いがによって、自然と関心が「コーチング」に繋がったと思います。
もう少し詳しくお話しすると、人材育成や組織開発の取り組みの当事者からお話を聞いていくうちに、人や組織をつくることに直接関わりたい、と思うようになってしまって。
でもどうやって?と思っている時、手元にあった雑誌の中で日本の草分けとなったコーチングスクールの小さなパブリシティ記事が目に留まったんです。
当時はまだ今ほど「コーチング」や「コーチの仕事」についての情報が多くない時代です。
でも、「会話を通して人材育成や組織開発に関わる」コーチという仕事と、それまでの自分の仕事とこだわり。
興味関心のあることと、「出来そうなこと」が繋がったように感じたのを覚えています。
●そこからご経験を活かしながらコーチとしての経験を積まれたんですね。
「課題がすぐに解決」「絶対正しいセオリーはこれ!」という言い方をされず、客観的な研究データを示されながらも、受講されている方の日々の生活やそこで生まれる感情、継続できるペースを大切にしながら、対話の機会を沢山用意される 「ビジネススキルとしてのEI(感情的知性)開発セミナー」の進め方が、マインドフルネスという観点での手法だけでなく、吉田さんご自身の原体験とも繋がっているのか!と納得してしまいました。
ありがとうございました!