河田防災塾2022

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  • 一般
  • 有料
  • 受付終了

開催日:2022/6/23

開催方法:対面

温故知新 過去の大災害の被害を縮災対策で減らせるか?

戦後から75年以上経過しましたが、これまで発生した災害で、事後に政府が「検証、優しく表現すれば「ふりかえり」、英語ではAfter Action Reviewと表現」を実施したのは2016年熊本地震だけです。しかも、初動については不問でありました。南海トラフ巨大地震や首都直下地震発生の脅威が非常に大きくなった現在、日本国憲法に緊急事態条項を明記し、災害対策基本法の抜本的改正が喫緊の課題となっています。そこで、改めて過去に発生した大災害を対象として検証を実施し、その教訓を活かさなければなりません。このような情勢の中、幸い、塾頭の河田は、1995年阪神・淡路大震災、2011年東日本大震災、2020年から現在も続くコロナパンデミックを経験して、社会現象としての「相転移」の発生を阻止し、縮災対策の効果的推進方法を発見しました。この方法を適用して、過去の大災害を検証します。まず、1945年から59年の15年続いた災害特異時代を振り返ります。自叙伝「災害文化を育てよ、そして大災害に打ち克て」必携です。

講師プロフィール

河田 惠昭(かわた よしあき)
関西大学社会安全学部特別任命教授(チェアプロフェッサー)・社会安全研究センター長。工学博士。専門は防災・減災・縮災。現在、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長(兼務)のほか、京大防災研究所長を歴任。京都大学名誉教授。2007年国連SASAKAWA防災賞、09年防災功労者内閣総理大臣表彰、10年兵庫県社会賞受賞、14年兵庫県功労者表彰、16年土木学会功績賞、17年アカデミア賞、18年神戸新聞平和賞受賞。日本自然災害学会および日本災害情報学会会長を歴任。

開催スケジュール

  1. 6月23日「相転移を利用した大災害の縮災対策の原理」
  2. 7月28日「1945年枕崎台風と広島県の土砂災害」
  3. 9月29日「1948年カスリーン台風と利根川氾濫」
  4. 11月24日「1950年ジェーン台風と高潮氾濫」
  5. 1月26日「1958年狩野川台風と集中豪雨災害」
  6. 3月16日「1959年伊勢湾台風と高潮氾濫」

参加方法

受講対象者(以下の条件①②両方を満たす方)

  1. 2019-2021年度に「河田防災塾」を受講済みの方または防災に関する実務経験に従事した経験があり、一定の知識がある方
  2. 自治体・企業・地域団体・NPO等の防災担当者

※一般の方はご参加いただけません。

参加費

参加費は無料ですが、以下の代金を初回に現金払いにて徴収します。

資料・テキスト代6,000円

なお、今回は河田惠昭著「災害文化を育てよ、そして大災害に打ち克て(ミネルヴァ書房)」をテキストとして使用 します。

参加者は毎回テキスト(書籍)を受講時に必ずお持ちいただくことといたしますが、既にお持ちの場合には、新たにお買い求めいただかなくともお手元の書籍をお持ちいただければ結構です。
このため、既に書籍をお持ちの方の資料代については以下の通り割引設定とさせていださきますのでご注意ください。

資料代2,000円

※お申し込み受け付けは終了しました

ご注意事項

  • 新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、不開講にする場合があります。その際にはお申込者に対して速やかにお知らせいたします。
  • 新型コロナウィルス拡大に伴う大学の方針、災害や講師の急病等の突発的事項により、やむなく休講する場合があります。その場合は原則として別日程での補講等にて行なうこととし、 資料代の返金は行いません。

※補講日程については使用教室の関係上、主催者側で決めさせていただきます。
また、補講日程の調整がつかない場合は欠講する場合もありますが、その際には資料郵送にて対応いたします。この場合も、資料代の返金は行いません。このような不測の事態の場合は、メール配信にてお知らせいたします。
※複数名まとめてのお申し込みは受け付けておりません。1フォームにつき、おひとりずつのお申し込みをお願い致します。ご了承願います。

【自治体・企業・地域団体の方のみ受付】

※受講料は無料ですが、資料代・書籍代が別途必要となりますので、「参加費」の項目を必ずご確認ください。
※資料代は初回受講日に会場受付にて現金一括払いでお支払いください。
※定員に達し次第締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。