【実践】ルーブリック活用講座 -探究的な学びを支える「評価」を考える-

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開催日:11/12(土)-

開催方法:オンライン/対面

【教育者のための思考・実践シリーズ『エデュカレ』】

★今回は主に中学校・高等学校の教員向け
【”ルーブリック”の意義を理解して、自校で活用したい先生】
【PBLや探究的な学びの評価に不安や悩みがある先生】 
【高等学校で新たに義務化された”観点別評価”の方法を体系的に学んでみたい先生】必見!

※教員を目指す学生の方、学校以外の場で教育に携わっている方も大歓迎!
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教育関係者向けセミナーとして、探究的思考と実践力を養い鍛える『エデュカレ』。
今回は、「【実践】ルーブリック活用講座 -探究的な学びを支える「評価」を考える-」をテーマに、全3日間・ハイブリッド形式にて開講します。

「”ルーブリック”が大事だと聞くが、意義・活用方法が今一つわからない…」

「探究の時間やPBLなどプロジェクト単位で公正な評価を実施したいが、どのようにして設計すればよいのか…」

「観点別評価も必要だが、どのように設計すれば構成に評価し、その後の指導に活かすことができるのか…」

「ルーブリックを使った授業の実践事例や実際の評価内容を知りたい…」

このような声が教育現場から聞こえてきます。
評価指標・評価基準を文章として明記した評価ツールとして注目されている“ルーブリック”
探究的な学びの推進、アクティブラーニング、PBLの重要性が高まり、2022年から高等学校でも観点別評価が義務化されるなど、学びの設計・改善と評価の連環も重視される中で、その取り組みを明確かつ公正なものさしで評価が実現できるものとして、作成・導入する学校が増えてきています。

そこで、”学びを育む学習環境のデザイン”をテーマにルーブリックの研究にも取り組まれている関西大学教育推進部の岩﨑千晶教授を講師に招き、「ルーブリックとは?」から、近年における活用の動向などお話しいただき、ワークを通じてルーブリックへの理解を深めていきます。
また、関西大学中等部高等部でPBLや探究的な学び、ICT活用の推進・実践に取り組んでいる松村湖生 中等部教頭(前 研究開発部主任)から、実際に中等部高等部で利用されているルーブリックを教材として紹介いただき、課題別・目的別のルーブリック作成や検証のワークを行っていきます。

“評価指標から考える探究的な学び”をテーマに、それぞれの学校で活用・実践できるルーブリックの作成を含めたワークショップセミナーとなります。

こんな人に参加して欲しい

・ルーブリックについて基礎的なことから知りたい方、活用を考えている方
・探究活動やPBL、プレゼンテーションなどパフォーマンス課題の評価についてヒントを得たい方
・学校内教員間での取組みや評価基準の差に対して不安・課題を感じられている方

開催概要

講師岩﨑 千晶 氏(関西大学 教育推進部 教授)
松村 湖生 氏(関西大学中等部 教頭)
開催日時Day1: 11月12日(土) 18:00~19:30  ※オンラインのみ
Day2: 11月19日(土) 18:00~20:00  ※対面及びオンラインのハイブリッド
Day3: 12月 3日(土) 18:00~20:00  ※対面及びオンラインのハイブリッド
  ※原則、3日間全てにご参加いただける方を対象といたします。
  ※Day2、Day3の参加方法はお申込み時に選択いただきます。
会場◆対面実施回:関西大学梅田キャンパス KANDAI Me RISE 内
 (https://www.kansai-u.ac.jp/umeda/access/)
◆オンライン:Zoomミーティング
定員
受講料早割: 4,500円 (11/1までの早期申込特典)
一般: 5,000円
再受講割引:3,500円(別途割引コード入力により適用)
 ※関西大学在学生はチケット「関大生(先着3名)」よりお申込みくださ 
  い。先着埋まり次第、早割・一般枠での受付となります。

※本セミナーは2021年度に開講した同名称の講座と原則同じ内容で実施いたします。
 ワークへの対応や質疑応答部分は参加される皆様とのコミュニケーションで
 進行するもので独自のものとなりますが、再受講の方におかれましては十分ご確認のうえ、お申込みをお願いいたします。

講座のポイント

◎ルーブリックにまつわる教育界の動向や事例などお伝えするとともに、参加者の学校における課題や今後の取り組みについて聞き取り一緒に考えます。

◎各種ワークを通じて、ルーブリックの作成→共有→ブレをなくすための擦り合わせ(カリブレーション)→改善、の流れを体験してもらい、ルーブリックの意義を体感いただきます。

◎探究的な学びや教科授業における「観点別評価」を想定したルーブリックについて、解説し、作成いただきます。

◎参加された方がそれぞれ自校へ持ち帰り実践したものを参加者間で共有し、情報交換やフィードバックを受ける機会を作れるよう計画しています。

◎Day2・Day3については対面(関西大学梅田キャンパス)でのご参加が難しい場合は、オンラインでもご参加いただけます。

講師プロフィール

岩﨑 千晶 (Iwasaki Chiaki)
 関西大学 教育推進部 教授

専門は教育工学・学習環境デザイン。
1998年関西大学総合情報学部卒業。2000年研究科修士課程修了後、富士ゼロックス株式会社での勤務を経て、2010年関西大学総合情報学研究科博士課程後期課程修了。博士号(情報学)。京都外国語大学での勤務を経て,2010年より関西大学教育推進部助教,2015年より現職。「学びを育む学習環境のデザイン」をテーマに研究を続けている。
著書は、編著『大学生の学びを育むオンライン授業のデザイン―リスク社会に挑戦する大学教育の実践(関西大学出版部)』『大学生の学びを育む学習環境のデザイン ―新しいパラダイムが拓くアクティブ・ラーニングへの挑戦―(関西大学出版部)』等。共著『大学授業改善とインストラクショナルデザイン (教育工学選書II 14) (ミネルヴァ書房)』『教育工学における大学教育研究 (教育工学選書II 6)(2020)共著 ミネルヴァ書房』等。
『ルーブリックの活用ガイド(教員用・学生用)』、『ルーブリックを片手に学びの航海をしよう(2018)』の作成やFDワークショップ、併設校のルーブリック策定への関わりなどを通じて、関西大学学園全体におけるルーブリック活用促進にも取り組んでいる。

松村 湖生 (Matsumura Koh)
 関西大学 中等部 教頭

理科(化学)教員。
大阪府高槻市生まれ。1998年大阪教育大学を卒業後、大阪教育大学教育学部附属池田中学校、大阪府茨木市の公立中学校を経て、2009年に関西大学高槻ミューズキャンパスの開設準備委員として赴任。開校から中等部1期生の学年主任を務め、「考える科」の授業を担当。2017年にSGH推進部主任に赴任し企業と連携した「関大SDGsフォーラム」を実施。2019年より研究開発部主任として中等部の考える科・道徳の時間・総合的な学習の時間、高等部のプロジェクト学習の主担を歴任し、2022年度から現職。
関西大学中等部 高等部では、プレゼンテーションや研究論文などのパフォーマンス課題をはじめ、あらゆるPBL活動でルーブリックを使用しており、大学教育推進部の協力のもと2016年頃より毎年改訂しながら校内でのルーブリック活用を推進している。